【真児の過去日記 1999年】

12月31日

今日という日で1999年が終わるのである。今ダイビングを終わって、
スタッフと一緒に夕食を済ませ、、今コンピューターに向かっている。
あと今年は3時間を残すのみとなってしまった。
ちょっと感傷的になれる瞬間である。そこで今年一年について、サンミゲルビールを片手
に振り返ってみようと思ったのである。
ちょうど一年前1999年のでだしは、サンミゲルビールではなくてVBというオーストラリアの
ビールであった。その頃はまだオーストラリアのケアンズ、ジョンズハウスに住んでいた。
QUICK SILVER DIVEで毎日体験ダイビングを主にしていた。
毎日体験ダイビングはストレスのたまる仕事であったが、、インストラクターとして本当に
良い勉強が出来た。その頃は如何に安全にダイビングをするかばかりを考えていた。
そんな俺に転機がやってきた。フィリピンでのダイビングショップの話である。
一緒に仕事をしていた岩崎ひろみさんがフィリピンの面白いショップの話をしてくれたのである。
思わずその話に飛びついて、、電話を入れてみた。その答えは、、、、、、
「来たければ勝手に来い!!」といったものであった。
実は、、何をするのかあまり知らなかったのである、、ガイドなのか、、講習なのか、
販売なのか??しかし面白そうだったので、、そんな人生の決め方もありだろうと思って。
早速フィリピンに飛んでしまったのである。

始めの一ヶ月はトレーニングとしてガイドの後ろを潜っていた。如何に自分が魚の事を
知らないのかを思い知らされた。オーストラリアは基本的にガイドがない、その上
細かい魚をあまり知らなくても、、ナポレオンフィッシュ、カンブリブダイ、サメ、カメが
沢山いるので、ガイドをしていて全く困らなかったのである。ここ、ブルーコーラルに来て以来、
毎日魚を勉強する事になった。最初は全てが勉強で、、魚の絵をスレートに必ず
書き写してダイビングから帰ってきていた。地形はガイドをするにはオーストラリアよりは
簡単であったので、魚に集中できた。ここでガイドするお客様は、魚のレベルの高い人が
多かったので、特にボホールではかなり勉強になった。
当初、、、大物が見れたらガイドのおかげ、見れなかったらお客さんの運が悪い!!
と決めつけていたが、、最近やはり大物をしっかり捜せていっぱしのガイドだと
思うようになってきた。毎回バリカサグなどではどこで大物が出たかチェックする様に
なってきた。小物はじっくり探せばかなりの確率で探すことが出来るので、、、
やっぱり如何に大物遭遇率を上げるのかというのが今の課題となってきた。
もちろん、何年もここで潜っているベテランガイドにはまだかなわないかもしれないが
気合いを入れて調べ上げれば必ず、経験の浅い俺でもお客さんに満足して頂けるガイド
が出来るはずだと思い始めた。やはり、何か目標を持って毎回潜ると、いつも潜っている
ダイビングポイントでも新しい物に見えてくる。新しい魚の名前が分かるたびに
狂喜乱舞している今日この頃、、ちょっと辞められない仕事になってきた。

将来は必ずお好み焼き屋をすると決めてあるのであるが、、そこへの道のりは
どうも遠回りになるようである。社会人を辞めて以来後悔をしていないのは俺の自慢
である。インストラクター、、格好の良い名前であるが、、収入は少なく、肉体労働、、
端から見るほど良い商売であるとは思えない。しかし、、今これがたまらなく楽しいのである。毎日いろいろな職業のいろいろな人々に会う。毎日がまだ勉強である。

今年の俺の俺自身の評価は結構高い!よくがんばったと誉めている今日この頃。
様々な新しいことに挑戦してきた。その一環がこのホームページでもある。
メールの使い方しか分からなかった俺がここまでページを立ち上げることが出来たのである。やはり、村山ひろし(俺の先生であり丁稚)のおかげであるといえるであろう。
それともちろんこんなページを勝手に作らせてもらったオーナ、下釜ひろし氏にも
感謝している。どうも、俺の周りにはひろしが多い!
ダイビングに関してもフィリピンに来て新境地が開けた気がしていて、満足している。

ボホールダイブショップのスタッフは今の俺のお気に入りである。本当によく働く
しかし、、ここへ来て半年、、よく怒りまくった!言葉の壁より、習慣の違い、、
何度も衝突をした、、しかし、、いま最高のメンバーであると自負している。
禿頭で、ダイブマスターになったばかりのレオ。マネージャーとして、、俺の
無理な注文に良く応えた。アーノルド、、日本語どころか英語も喋れず、、始め全く会話に
ならなかったのであるが、今はしっかり会話が出来る。本当に人の良さが売りのラモン、
いつもにこにこして、怒った俺まで丸め込んでしまう。ラリー、ビダも日は浅いが
しっかり仕事が出来るようになってきた。嬉しい限りである。今日は俺のおごりで
みんなでバーベキューをして、、いまみんな一時休憩である。12時前から
花火を上げて、またパーティーを再開するのがフィリピン式らしい。
郷にいれば郷に従え!俺は今サンミゲルをちびちび飲んでいる。
どうも、酒が入ると文章が支離滅裂であるが、、まっいいか!という感じである。

クリスマスは、、海が荒れていて、、少々ブルーであったが今日は最高であった。
俺の大好きなモモが今年最後のダイビングとなった。最初はマンジュウイシモチは
本当に探さなければ、、見ることが出来なかったが今となってはモモのどこにでも
いる魚になった。カニハゼは良く場所が変わっていたので、、探すのに苦労をした。
今年の最後にニシキテグリまで確認できるようになってきたので、、来年がますます
楽しみなポイントである。

全然関係ないが花火を買ってある。今夜それをするのが楽しみである。
2000年がさらに気合いの入った年になることを祈る!


12月22日。

さてさて、、マクタンで怠惰の日々を送るのに終止符を打つ日が来たのである。
とうとう明日からボホールに入ることが決定!!
思わずセブのんびりの日々を堪能すべく今日は家から全てジプニー(乗り合いバス)
に乗ってショップまで行ったのであった。
抜群に安くいけるのである。まずはSMまでのりそこで暫く待った後、メプサ行きに乗り換える。そこからはのんびりバスの旅である。
セブ本島からマクタン島に渡る橋はなかなか、タクシーに乗っているより遙かに気分がいい。いろんな人が飛び乗ってくるし、飛び降りる、、、急発進、急ブレーキは当たり前!
ホントに目的の場所に行くのだろうか?と不安に思う瞬間もあったが、、
いざとなれば、タクシーで行けばいいやという安心感。周りの景色を見ながらウオークマンを聞いていた。このジプニーはおりるところは決まっていないのである、
おりたいときはその少し手前で、硬貨などを手すりに当てて、音を鳴らせば止まってくれるのである。ジプニーに乗っている最中に大雨になった、、、でも大丈夫いつも傘を持っているのである。おっと、、ただいま昼の一時過ぎであるが、、雨が止んだ模様。よしよし、、
おっと、、段々晴れてきたぞ!!ヨシ、、今からダイビングに行くことに決定!!!
そうそう、、今日はSMで来年用にログブックを買ったのである。来年こそはきちんと
ログブックをつけよう!!!

ヨシ、、ここで来年の抱負などを考え始めようと思ったのである。
まず一つ、、ログブックをつける。そして、、英検準一級、、(単語帳、問題集はあるのだ)
ギターではやはり大聖堂を弾きこなす。等々、、であろうか、、、
後は、、そうそうダイビングでは、、ベラ、ブダイの徹底調査かな?
ネズッポ系ももう少し探したいな。

最近またきちんとギターを弾き始めたのである。もちろん練習なんてしない、、
ひたすら昔弾いていた曲を忘れない程度に弾くのである。
俺の弾いているのはロックのようにかっこいいのではないが、、クラシックを弾いている。
しかし、、全部通して弾ける曲はかなり少なくなってきた。去年からの目標である
大聖堂もまだ第一楽章が終わったばかり、、、むむむ、、、やはり毎日弾かなければ
と思う今日この頃。
セブはギター作りで有名であるが、、実際には使えるギターは少ないのである。
まず、、指板が真っ直ぐでない物が多く、、もちろんオクターブのピッチなどもほとんど
合わないのである。がちゃがちゃならすには問題ないが、、しょうしょう俺には
使いこなせないギターである。ギターは安いのであるが、、弦がびっくりするくらい高い
先日弦を全て交換したが、日本の2倍近くした、、、かなり痛い出費であった。

やはりクリスマスは戦場のメリークリスマスを弾きながら過ごすのであろうか?・・
永遠のシングルベルに乾杯!

ただいまダイビングから帰って来ました。ははははは、、、、天気が良かったのは
一瞬の話でして、、、雨の中のダイビングとなりました。その上干潮、、、
スタッフダイビングでもちろんボートは使えないので、、、ドロップオフまで100m
歩いたのさ!今日は明日からのため、機材は全てサロサホテルに置いてあったので
フルギアレンタルと洒落込みました。
先日カメラを直したのでちょっと深場へ再挑戦。ケラマハナダイ、分からないスズメダイ
32oのレンズで撮りまくりました。今から現像するけど結果は如何にといった感じ
1mのところでナンヨウツバメウオの幼魚、、今までオーストラリアの汚い船着き場
で見た以来、久しぶりにみた。相変わらず、、ゴミであった。ゴミが動いたので
よく見ると幼魚だったのである。
あと5mほどの岩場の穴の中に今まで見たことのないギンポを発見、そのときは
もちろんフィルムはもうなかったのである。推定の大きさ5cm程であるが、
結構太っていて、、全然動かないのである。いや、、入った穴が小さすぎて
動くに動けないような状態であった。ナイフを突きつけて、、穴から出ておいでと
誘ってみたが、、、全然出てきてくれないのでとうとう全貌は分からずじまいであった
とりあえず、、フタホシニジギンポにしておこうと思っている。


12月19日

久しぶりに日記の更新。最近は、忙しくないので、いろんな事が出来た。
最初にしたことは窒素を抜くこと。
ショップでの事務作業を終わった後は5:00から漫画喫茶サザエさんへ。
でもとうとう、、ほとんどの漫画を読み尽くしてしまった。
一番先が気になるのが「あずみ」である。14巻から先がまだ届いていない模様。
どうもすっきりしない。「課長島耕作」「F」「YAWARA」「竜馬がゆく」「プレイボール」
「はじめの一歩」「元気」などなど懐かしい物ばかり、、読破していった。
しかし、、ここは高いのである。晩ご飯200ペソ。フィリピンにしては法外な料金である。
しかし誘惑に勝てずについ先日まで通い詰めていた。
3日ダイビングをしなかっただけで、、やっぱり潜りたくなって、その後毎日
リサーチダイビング。毎日魚の本を見ては潜り、潜っては魚の本を見ていた。
先日の取材の時から、また魚のことを勉強したくなって、そう思ったのが吉日と思い
毎日暇さえあれば潜っている。
ダイブショップに1年近くおいてある、使われていないMX10カメラ。32oレンズしか
付いていないカメラであるが、魚の鑑定にないよりはましと思い、毎日手入れをして
使い始めた。まーーー最初調子が悪くて、腹が立ったけど、なかなか動くように
なってきた。しかし、、、やっぱり32oでは限界があることを思い知らされている
今日この頃。ひろさん、、マクロレンズが欲しいよ、、、とついつい言ってしまいそうである。
 ちょっと調子に乗って40m付近まで、、ケラマハナダイと思われる魚、、
もう一つ、何か分からない魚、スミレナガハナダイなどを見ることが出来るが、、、
深くてシャッターが押せないのである。誰か写真撮ってくれ!!!
最近ベラの幼魚が多いので、ベラを勉強するにはいい時期である。
ベラは成魚と幼魚を全く別物として覚えないといけないので、、なかなか区別が
付かないことが多かったが、、最近やっと親子の関係が良く分かってきた。
分かってくると可愛い物である。
日本では忘年会シーズン。日本酒美味いだろうな、、、、
てっちりを食べながら、日本酒を飲みたい。ふぐは沢山いるのにな、、、
こっちのクリスマスについて。
クリスマス。カトリックのフィリピン人にとっては非常に大きなイベント。
10月には既にクリスマスツリーが飾ってあって、、、、はっきり言って始まりが早すぎて
あまり、盛り上がりを感じないのである。
しかし、、飾り付けはますます派手になってくる。我がブルーコーラルもスタッフが
一日かけて、ショップの飾り付けを頑張っていた。
こちらでは12月25日は全ての公共機関が止まるらしい。おいおい、、どうすんだよ!!
25日はボホールからセブに帰るゲストがいるのだ、、、今から頭が痛い。
12月にはいると海は荒れると聞いていたが、全然荒れない。非常に穏やかで
水温もまだ下がらないので、今年は異常気象かな?なんて思っている。
年末年始に沢山のゲストが来られるので、このままの状態が続くことを祈っている。
今日は、、、「恭平」へいって、忘年会でもしようかな、、、?誰と?


12月10日

今日はヒルトガンを潜ってきた。朝6:00にはかなりの大雨であったが
8:00にはすっかり天気が良くなってきた。
お客様はお一人、それも久しぶりのヒルトガン、天気快晴。
文句無しの、絶好のダイビング日和であった。
今日は透明度もよく、水温29度、のんびりゆっくりダイビングできて
かなりご機嫌であった。
明日もヒルトガンである。結構お気に入りなので、楽しみである。
ダイビングの詳細は、最新情報の方に、書き込むつもりである。
きょうは、マクタンのダイブショップにいるが、この後、また再び
漫画喫茶サザエさんへ行く予定である。そう思うだけで、ちょっと嬉しい
今日この頃。
最近、周りに日本の物が、良く浸透してきた。いつも使うサロサホテルの
そばに、スズランという居酒屋が出来た。毎日通っている。
そこのおっちゃんは、何食っても美味いよ!が合い言葉であるが、
厳選された物なら美味いと、一言だけ言っておこう。
今外は真夏日である。さっきまで、プールサイドで昼寝をしていたが、、、
焦げそうなので、、止めてクーラーの利いたこのショップの中に避難している



12月5日

ここ暫くはマクタンのショップでお留守番状態である。絶好の
コンピューターの更新をするチャンスであるが、、、
どうやらプロバイダーの調子が悪いらしくて、なんにも接続できない。

つい3日ほど前、侵入者あり、、、どうやら朝から頭が痛い、だるいと思っていたら
案の定、、鼻水が出て、咳が止まらなくなってきた。
第一次隔壁が破られたことを察知した、シンジメインコンピューター(グレンX)
は第一次警戒態勢にはいり、白血球の出動を要請した。その後、一時は
決戦するも、だだひたすら負けて、撤退の様相を見せた。
敵の補給線が最大限にまで延びきったとき、白血球隊隊長、ミッターマイヤーが
突如反撃、それに伴い、漢方薬軍の投入も効を奏して、とうとう今日の朝方には
完全勝利をもたらした。

その結果、今日はひたすら、リゾートホテルのプールサイドでマンゴジュースを
飲みながら、戦勝の凱歌を挙げていた。

いまは、サロサホテルと言うところのレストランにいる。どうも最近ここに座ると
周りが巨人ばかりだと思っていると、それもそのはず、いまフィリピンで一番熱い
バスケットの試合が行われていて、その選手達がここに宿泊しているのである。
周りは取り巻きの女の子で一杯である、そして記念撮影のフラッシュの嵐、、
いったいここはどこなのかと首を傾げてしまいそうである。

最近変わったパーティーを見た、、DEBUT(デブー)と言う名前のパーティーである。
これは女の子が18歳になったパーティーだそうだ。フィリピンでは女の子は
18歳までは子供で18歳になると初めて公認で彼氏を持つことが出来るそうだ。
どいつも、こいつも、ハロウィン張りの服装で思わず仮装パーティーかとは思ったが
聞いてみると、そういう次第であった。
フィリピン安く女が買える国と言う認識もあったが、セブ近辺では以外に
そういった姿は見かけられない。やはりキリスト教の教えであろうが、
こんな儀式(パーティー)がしっかり行えるというのはまだこの国が明らかに
健全であるという証のように思われた。
日本では18歳では、、、、もう既に、、、と言う感じもする。

今日は先日発見した漫画喫茶サザエさんで50ペソのコーヒー一杯で
どこまで粘れるかという、今後に大きく作用する、実験に着手した。
まずは手頃な巻数の揃っている、あだちみつるのH2に取りかかった。
さすがに2時間が過ぎると、何もいってくる気配は無いが、、居づらくなりそうなので、
もう一杯頼もうかと思ったが、、今日は日曜日なので、7:30閉店とのこと。
後30分でもう一杯はもったいないので水だけで、とうとう2,5時間を50ペソ(150円)
程で、乗り切ったのである。今後はブラックリストに載らないくらいの注文をしよう
と思ったのである。今日はH2を13巻まで読んで撤退した。なぜかって、、、
14巻が元々無いのである。そんなのばっかり。
次は 課長島耕作を 読破する予定。やっぱり漫画はよいなと思う今日この頃
ところではじめの一歩の続きはどうなったのであろうか気になるのである。

そうそう、、最近りかさんに貰った、「神の火」をやっと読み終わった。
スパイものの小説なんか一回読みきりと決めていたのにこれは、2回も
読みあげてしまった。結構原発の構造、システム、テロ対策について
ホントかどうか知らないが、興味を引く内容であった。
広島生まれだからと言うわけでは無いのだが、、いささか原発に関しては
考えが無いこともない。
本当に人間はそこまでの力が必要なのであろうか。ここフィリピンは
さすがに日本と比べると生活レベルがかなり低い。電気がないのも
玄関が無いのも平気である。
しかし、、幸せを感じているレベルはひょっとして日本より高いのでは
ないであろうか。
日本政府は原発は絶対に安全と言っているが、やはり管理しているのは人間である
必ず、どんなにかしたら、テロも行うことが出来るだろうし、必ず、取り返しの付かない
事故も起こるような気がする。
先日茨城の原発が事故を起こした。おれも遠目であるが見たことのある
原発である。ここフィリピンにもすぐにニュースとして入ってきたが、詳細はいっさい分からなかった。想像だけでは、もう東京近辺はだめなのかとも一瞬思ったのである。

あれあれ、、、何を書いているのであろうか、、まったまには良いのである         


12月1日

いやいや、、忙しかった。とうとう半月ぶりの更新となってしまった。
ここ暫くは、、どうもなかなか、まとめてコンピューターを打つ暇がなかったのだ。

ここしばらくの出来事を回想してみよう、、、、、

やはり、、一番の事件は!フィリピンに漫画喫茶を発見したことだろうか。
その名前はずばり、「さざえさん喫茶」
思わず、飛び込んでしまい、3時間ほど漫画を読みふけった。
はじめの一歩、蒼天航路、俺の空、各種雑誌、、
海外でこんなに漫画が読めるなんて、、、かなり感動したのであった。

ダイビングでいうと、、やはりバリサグであろう。
今ここのダイビングポイントで俺の一番のお気に入りである。
特にここ1月ほどかなり大物に出合う確率が高くなっていた。
一日3回ダイビングすると、100%、ギンガメアジかバラクーダに
遭遇していた。
フィリピンのダイブショップの中ではブルーコーラルが一番バリカサグに
行っている回数が多いと思う。
そのスタッフの中でも、回数だけならダントツ俺が多いと思って、自信もあった。

そそそそそ、、、それが、この前、ダイビングワールドの取材があったときのこと
自信満々で乗り込んだバリカサグ、、、
どうした、、、なにがあったのだ、、、ちっともなんにもでやしない!!!
とうとう4回もダイビングしたが、何もでなかった。
もちろん取材陣もお客様も一緒な訳だが、、やっぱりちょっとは見栄を張りたかった。

取材に来ていた黒川さん、竹内さんの仕事ぶりはかなり感心した。
なんせ、正直ダイビングの雑誌は結構読むが、どんな風に取材して、
誰がその記事を書いたなんて考えていなかったからだ。
黒川さんは、陸の上では結構シャイな感じののんびりした人に見えたのだが、
カメラを持って水の中に入ったときはやはり別人であった。
各ダイビング60分以上、最大1時間45分、、長いダイビングも、ひたすら
写真を撮り続けていた。それを見ていて感心している自分に、俺もこの業界で
飯を食べている、プロの端くれであるが、、人に感心しているということは
まだまだ、プロ意識が足らないのではないか、、、などと考えさせられた。
竹内さんはリポーターでいらっしゃっていた。ログをつけ始めると、しっかり
記録をつけ始めていて、もう文章の端々が出来ていた。その文章の出来上がりまで
の過程を聞いているだけで俺には気が遠くなる気がした。
文章を書くことを仕事にしている人に初めてあったのでかなり興味があった。
それに、この文章でも良く分かるが、、俺の日本語はかなりむちゃくちゃなのである。
ただ、きちんと文章が書けるというだけでも、俺にとっては尊敬の域に達するのであるが
雑誌に載せるような文章を書く人というのは、想像を絶するというのが本音である。
あと、、竹内さんはよく食べるな、、、というのが感想である。
文章を上手に書くには、食も太くなければ、、、とも思った。

とりあえず、バリカサグで大物は外してしまったが、、今後俺にとっては
いい経験であったと思った。何せ、最初はガイドしろといわれても、、、
何を見せたらよいのか、、などと舞い上がっていたぐらいなので、、
とりあえず、また黒川さんと、竹内さんには絶対にバリカサグに来ていただきたいと
思っている今日この頃である。

もっとも最近の事件は、、酒豪2人の女の子たちである。
もちろん俺は大の酒飲みだが、、彼女たちは本当によく飲んだ
フィリピン人ももちろんビール好きだが、ひとり2本飲めば酔っている。
俺たちのテーブルの上にだけ何十本という数のビール瓶が並んでいた。
閉店になっても飲み続ける、みっちゃん、あやちゃん、は今日日本に帰っていった。

そうそう、最近、リピーターの坂田のともさんから画像修正ソフトを
もらった。これで、、画像がホームページに乗せれるであろう。
しかし、、まだ使い方が良く分からないのであった。


11月14日

今はドゥマゲッテイーのショップである。今日は完全に天候が復活して
とても気持ちの良いダイビングであった。
すでにお気づきの方もいるかもしれないが、、、、、
ダイビングクルーズが休みになってしまったのであります。
理由を語れば長いのですが、あえて言うなら、
エンジントラブルが、直らないのです。
すでにお申し込み頂いていました、ゲストの皆様大変申し訳
ありません。

ということで、ここ最近は通常業務に戻っているわけです。
とりあえず最近の出来事としましては、、
ミニ台風の来襲であります。これには、某団体のコースディレクター
の神通力によるものと判明はしているのですが、
その3日間は荒れまくりました。3回のフィリピン訪問ことごとく
はずしている、コースディレクター様、これに懲りず、また来てください。

その後はセブの方で、コンピューターの講習会などを受けていました。
なんせ、、基本的なことが分からずに使っているのでかなり為になりました。
その講師が自分の認定したダイブマスターでした。
立場が逆転したので、やはりあのときもう少し優しくやっておけば、
と少々後悔しましたが、やはり聞き易かったので良かったかも、、、

さてと、天気の心配をしながら今日は4人のゲストとスミロン島にやってきました。
朝から天気が良く、スミロン島についたときは、鏡のようにべたべたでした。
やはり透明度はまだ、回復していなかったけれど、水温29度気持ちよく
潜ることができました。しかも、、抜群に元気なメンバーなので、、、
すでに明日は4ダイブをすることが確定しています。
ナイトでは久々にダーウィンにいく予定。
とりあえず、、気合いで負けないように明日もがんばろう。


11月8日

ああああ、、、かなり日が空いてしまったのである。
10月24日、ダイビングクルーズが始まって以来、ほとんど
海の上に居て、コンピューターを使う暇がなかったのである。
今日は今ドゥマゲッティにいて、のんびりしている。

クルーズは想像を超えてかなり良かった。
連日のダイビングであるが、移動に体力を全く必要とせず
ダイビングだけに集中できるのだ。
元気なゲストばかりで、初日から4ダイブが普通、多い日には、
5ダイブ、6ダイブとこなして来たのである。
移動はディンギーボートで5分であるので、一回のダイビングに
必要な体力は半分で良かったからそんなに潜れたのである。
この短期間に60本も潜るなんておそらく骨はぼろぼろであろう、、、

天候にも恵まれて、ほとんど船のゆれる事はなく、心配であった船酔い
の問題もほとんど起こらなかった。

魚達も結構楽しいものが見れた、スミロンでマダラトビエイ、
リロアンでハナヒゲウツボの幼魚、アポでカンムリブダイ、、バラクーダ
ギンガメアジ、マサプロでトウアカクマノミ沢山、
少々趣の違う魚達が沢山見れたので、ゲストにも満足してもらえたと
思う。俺が、一番満足したような気がする。

昨日は朝39人のゲストを空港に送った後は昼過ぎまで寝ていたのである。
溜まっていた洗濯物を退治したのであるが、、雨が降り始めた、、、
朝も雨が降っていた、、、ミニ台風らしい、、、


今日はスミロンで潜ったが風が吹いて少々透明度も悪かった。しかし、、、
オニカマスが一匹だけ悠々と泳いでいた。
ゲストに見せる為に一緒に一生懸命に泳いだのであるが、、、
とうとう見せる事ができなかった。今度こそは、、、と思うのである。
明日はアポ島に潜りにいく、晴れてくれる事を祈る。


10月23日

今日も休みになった。しかし、早起きに慣れている体は5時には目覚めてしまうのである。
無理矢理7時まで寝てその後、ここ数日間の悩みであった、洗濯に取り掛かった。
後残す所、パンツ2枚、シャツ1枚にまで打ち減らされていたのであった。
今日は朝から快晴、、、ダイビング日和、、、ではなくて、洗濯日和だったのである。
しかし、、、暑い、、、、
フィリピンの洗濯は半日仕事なのである。
日本人にしてみれば、一家に一つトイレがあるように、洗濯機があるのが
常識だったが、ここにそんな便利なものは存在しないのである。
もちろん洗剤を使ってタライで洗うのであった。
しばらくして気がついたのであるが、洗濯機の醍醐味は洗うことではなく
その脱水機能が素晴らしいということである。
洗うのは時間をかけるとかなりきれいにはできるのであるが、しかし
絞るという行為はどうしても洗濯機には劣ってしまうのである。
洗濯が終わったのは11時近くになってからだった。
今日は到着のお客様が2人だけなので夕方エアポートにいけば良い。
昼からはアヤラショッピングセンターに買い物にいった。
ジーパンを新調するつもりでいったのだが、、買ってきたのは
ターボライター一つであった。
明日はクルーズの初日である。初公開にスタッフで乗れるので、結構わくわく
している。一応準備は万端である。ターボライターも買ったし、そうそう
たばこもたくさん買わなければ。
しかし今日は何と暑いこと、、、ダイビングしていたら気持ちいいだろうと
思われる今日の天気。
今は久しぶりに器材をきれいに洗って乾してある。
最近器材をぞくぞく買い換えているので、ちょっと手入れしなければと
思っている。
近日中に新しいマスクも届く予定、、、しかし金が無いな、、、、


10月22日

今日は久しぶりに休みで昼まで寝てやったのである。
はははは すこぶる快調な昼間である。
今日は、三国志と銀河英雄伝説、鈴木光司のバースデイを
かわるがわる読んで一日を過ごしたのである。
昔はそんなに読まなかった本ではあるが、、
海外に生活をするようになって、かなり読書の量が増えたのである。
しかし、、、、読めない漢字、書けない漢字がかなり増えてきたと
実感する今日この頃である。
今はやはり三国志がお気に入りである。オーストラリアにいた時は
毎日項羽と劉邦を読んでいた。
その余韻か、もう既に三国志も3回ほど読んだのである。
何回読んでも新しい発見があるので楽しいのである。
誰か、、、読み終わった本で要らないやつがあったら、
その本持参でダイビング来てくれないかな、、、、、


10月19日

毎日日記を付けようと決心して早くも一週間が経ったのである。
何とか掲示板を作成するに至ったのであるが、、、
なかなか人に見てもらうには難しいようである。
やっぱりカウンターがほしいのであるが、しばらく手に入れる見込みが無い。
今はドゥマゲッティーにいてOWの講習をしている。
アポ島などしばらく潜っていないので、アポに行きたいと思っている。
ここしばらく、ボホールとマクタンにいたので、ドゥマゲッティが新鮮に感じられる。
今日もすこぶる快晴である。
風も無く絶好のダイビング日和である。本当に雨期なのであろうか?
オーストラリアの雨期は2ヶ月間ほとんど日中も雨が降っていてうんざりしたが
ここではそんな心配は要らない気がする。

昨日の夜、念願のバイク(カブ)を50ペソで借りて、町中を走りまわってきた。
もちろんノーヘル、最高速度無制限、かなり楽しかった。
夜のドゥマゲッティをこんなに徘徊したのははじめてであった。
どこの家でも、人々は外に出て、座っている。
何をしているのかは分からないのであるが、、、皆座って座談会である。
まるで大学時代の、飲み会が終わった後のような状態である。
しかし、この人たちはいつ寝ているのであろうか?
早朝、4時にはかなりの人たちが起きて働いているのである。
勤勉なのか?それとも仕事の密度が薄いのか?良く分からないのである。

そろそろ、ゲストが来るので今日はこれまで

 


1999年 10月12日初日

今日をもって、ほぼホームページが完成の域に入ってきたのである。
未だに工事中のページも多いのではあるが、ご了承頂きたい。
今日は久しぶりに休みになって朝からコンピューターと格闘してきたのである。
なにぶん、コンピューターの知識が無いものが海外に来て
プロバイダーと契約をし、自分でホームページを作成し、アップロードに至るまでは
想像以上の苦労があった。

ここでこのホームページを立ち上げるのに、ご協力頂いた村山ひろし氏には
感謝の意を表明する。


ここで作者が住んでいる環境についても少々書いていこうと思う。
まずセブに滞在している時は、フィリピン人の家をスタッフで間借りしているのである。
三食付きであるのであるが、なかなか利用はしない。いつもそとにたべにいっているので
ある。部屋は6畳一間の部屋が作者には与えられている。
一応電話回線があるのであるが、もっぱらネットに繋がっているので、ほとんど
電話が鳴ることはないのである。
作者の部屋は基本は乱雑なのであるが、ここに住んでいるフィリピン人のおばさんが
せっせと掃除をしてくれているので、いつも落ち着かないほどにきれいなのである。
食事はかなり美味い時が多いのではあるが朝ご飯から肉や魚のフルコースが出ると
さすがの作者も食べきれないのである。
基本的な味付けは日本と変わらないので、フィリピンの食事は日本人にあうと言っても良い。オーストラリアに居た時は3ヶ月でさすがに食べれなくなったのである。
やっぱりアジア人には出汁とたれが必要なのであると痛感したのである。

フィリピンに来て驚いたのは、、そのショッピングセンターである。
SMと言う少々怪しい名前のついたショッピングセンターであるのだが、
その大きさは神戸グリーンスタジアムほどあると思われる。
おそらく日本でもこの規模のショッピングセンターはないであろう。
基本的に生活する為のものはすべてここで買うことができるのである。
映画館も8あり、ボーリング場、スーパー、、各種雑貨屋、
ケンタッキー、マクドナルド、コンピューター専門店、もっぱら作者も
ここでほとんど買い物を済ませてしまうのである。

移動の手段はだいたいタクシーになっている。家からSMまでだいたい
33ペソで約100円くらいである。
ついつい日本人はぼったくりを受けやすいのであるが必ずメーターを
きちんと起こさせれば問題はない。
しかし最初のころはよくタクシーの運転手と喧嘩をしたものである。
慣れてしまうとやはりタクシーは使い勝手の良い乗り物である。